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05.05.2008 超一流のパイロット、それはボノム

日曜日の午後、サンディエゴ湾には、世界のトップクラスのパイロットの華やかな操縦テクニックと最高のフライトーショーに誘われ、Red Bullエアレース・ワールドシリーズ2008の第二戦をじかに体験しようと6万3千人の観客が詰めかけた。8カ国から集まった総勢12名のトップクラス・パイロットによってくり広げられたレースは、このアメリカの都市での勝利と、総合チャンピオンの座につながる年間ランキングポイントをめぐる手に汗握る激しいものになった。そして、断トツの強さを見せつけ1位となったのは、ボール・ボノム(英)だった。

今シーズン、ポール・ボノムは当初からその強さで他を圧し、金曜日に行われた2度目の予行セッションを除けば、いつもトップの座に君臨している。予選から決勝ラウンドまで、他のパイロットが、中でも特にディフェンディング・チャンピオンのマイク・マンゴールド(USA)がボノムに追いつくことはなかった。決勝でのボノムのタイムは1’18.01(1分18秒01)で、2位に終わったマンゴールドに1.23秒の差をつけた。

予選の上位8名のパイロットによって行われるスーパーエイトからは、チャンブリス(USA)、ボノム、マンゴールド、アルヒ(オーストリア)の4名が準決勝に進み、スーパーエイト1位のボノムが4位のチャンブリスと、2位のアルヒが3位のマンゴールドと勝ち抜け方式で対戦した。手に汗握る争いとなったボノムとチャンブリスの戦いは、コース中盤でボノムが遅れを取り、会場の観客がはっと息をのむ場面があったものの、初戦のアブダビ戦を勝利で飾ったボノムがすぐに遅れを取り戻し、勝ち抜けた。

ハネス・アルヒは、カリフォルニア出身の地元の英雄マイク・マンゴールドと準決勝を争った。アルヒにとって、Red Bullエアレースですでに名声を得ているマンゴールドは、決してたやすい相手ではなく、アルヒが最高の中間タイムをたたき出し、マンゴールドに追いつこうと激しいフライトを披露したにもかかわらず、決勝に進出することはできなかった。この結果、決勝に進出したのはボノムとマンゴールド。チャンブリスとアルヒ3位決定戦にまわった。

決勝では、前日に行われた予選に引き続き、ボノムが勝利した。他のパイロットよりも風の吹いている状況にうまく対処できると考えているマイク・マンゴールドは、風が吹き始めることを期待していた。実際、マンゴールドのレース中には風も出ていたが、それでもボノムを上回ることはできなかった。「この非常におもしろいコースで勝利するには、安定して良いフライトができなければいけないのだよ。」と、レース後にボノムは語っている。ボノムはまさにそれを、自身の行動で示したのだ。

3位決定フライオフでは、チャンブリスが1’17.61(1分17秒61)のタイムをたたき出し、アルヒに勝利した。アルヒは金曜日の予行でベストタイムを記録し、注目を浴びたものの、スタートに失敗し、さらに3秒ペナルティーを科されたことによって4.93秒の遅れが生じたため、4位に終わった。その結果、チャンブリスがRed Bullエアレース・ワールドシリーズ2008の総合ランキングで7ポイント獲得した。このほかベストエイトに残り、ポイントを獲得したのは、5位のマイケル・グーリアン(USA)、6位のナイジェル・ラム(英)、7位のアレハンドロ・マクレアン(スペイン)、8位のピーター・ベネゼイ(ハンガリー)である。また9位にはスティーブ・ジョーンズ(英)が入り、1ポイント獲得することができた。

次のRed Bullエアレース・ワールドシリーズ2008は、5月末にデトロイトで開催される。